
【絵本】機関車オリバー
タイトル | 【絵本】機関車オリバー |
---|---|
著者 | ウィルバート・オードリー,ガンバー&ピーター・エドワーズ,桑原 三郎・清水 周裕 |
出版年月日 | 2010/12 |
判型 | A6変型判 |
ページ数 | 57ページ |
出版社 | ポプラ社 |
対象年齢 | 3歳,4歳,5歳,6歳,小1,小2,小3,小4 |
ISBN | 9784591120286 |
内容説明
大西部鉄道から逃れて、スクラップにされる運命を回避した機関車オリバー。そんな彼の勇気ある行動は、みんなから大いに称賛されます。
しかし、ほめられたことで気分が高まりすぎたオリバーは、つい調子に乗ってしまい……。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、勇気や自己肯定感を育むと同時に、謙虚さや協調性といった社会性を学ぶ絶好の教材です。まず、主人公オリバーの「スクラップから逃れる」という勇敢な行動を通じて、困難に立ち向かう勇気の大切さを子どもたちに教えることができます。この部分では、「挑戦することの意義」や「諦めない心」をテーマに話し合うことができるでしょう。
一方、ほめられたことで「調子に乗る」というオリバーの姿は、子どもたちが日常で陥りがちな状況とも重なります。ここでは、成功や称賛の先にある責任や仲間との関わり方について考えるきっかけを与えることができます。特に、周囲と協調する姿勢や、謙虚さの大切さを具体的に伝える際に役立つでしょう。
また、このストーリーは親や先生が子どもの行動を肯定しながらも、適切なフィードバックを与える重要性を再確認する場にもなります。子どもたちにとっては、オリバーの失敗と成長を通じて「失敗から学ぶことの大切さ」を自然に理解できる内容となっています。この絵本を読み聞かせた後に、子どもたちの体験を振り返る時間を設けると、より深い学びにつながるでしょう。