
【絵本】わたしの ペットは まんまるいし
タイトル | 【絵本】わたしの ペットは まんまるいし |
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著者 | サマンサ・コッテリル,スティーブン W. マーティン,久保 陽子 |
出版年月日 | 2020/03 |
判型 | B4変型判 |
ページ数 | 32ページ |
出版社 | ポプラ社 |
対象年齢 | 3歳,4歳,5歳,6歳,小1 |
ISBN | 9784591165973 |
内容説明
シャーロットはずっとペットを飼うのを夢見ていました。そして迎えた誕生日、プレゼントとして手にしたのはなんと大きくてまん丸な石!最初は驚きと戸惑いの連続。散歩させるのはひと苦労、えさをあげても食べない――自分が思い描いていたペットの姿とはあまりにも違いすぎました。
それでも諦めずに、シャーロットはまんまるいしの「いいところ」を探そうと奮闘します。お世話をしていくうちに、彼女は少しずつこの不思議な石に心を寄せていきます。そして、気づけばまんまるいしは彼女にとってかけがえのない大切な存在になっていました。
シャーロットとまんまるいしのユニークな関係を描いた、心温まるストーリー。最後には思わず驚いてしまうような展開も待っています。海外絵本特有の個性的な色彩とかわいらしい絵柄が物語をさらに魅力的に彩り、文章量も少なめなので、読書が苦手なお子さんにもおすすめの一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに「物事を多角的に見る力」と「想像力」を育むツールとして活用できます。シャーロットが理想とかけ離れた「まんまるいし」をペットとして受け入れるまでのプロセスは、子どもたちに「違いを受け入れる心」や「柔軟な思考」の大切さを伝える絶好の題材です。例えば、ペットとしての石の「いいところ」を見つけようと奮闘する姿は、物事のポジティブな側面を見つける練習としても活用できます。
また、シャーロットが石に対して愛情を育む過程は、子どもたちに「責任感」や「思いやり」を自然に学ばせることができる内容です。これを実際の活動に応用するなら、たとえばクラスで「自分だけのまんまるいし」を作成し、その石をどのように大切にするかを考えるワークショップを行うと良いでしょう。絵本を読み聞かせた後にこの活動を行うことで、子どもたちの理解がより深まります。
さらに、この絵本は文章量が少なめで、視覚的にも楽しめるかわいらしいイラストが特徴です。特に読書が苦手な子どもでも安心して楽しめるため、保育園や幼稚園、小学校低学年の読み聞かせや教材として取り入れやすいでしょう。最後の驚きの展開については、読み終わった後に感想を共有し合う時間を設けると、子どもたちの表現力やコミュニケーション能力を育むきっかけにもなります。