
【絵本】ライフタイム
タイトル | 【絵本】ライフタイム |
---|---|
著者 | クリストファー・サイラス・ニール,ローラ・M・シェーファー,福岡 伸一 |
出版年月日 | 2015/06 |
判型 | A3変型判 |
ページ数 | 32ページ |
出版社 | ポプラ社 |
対象年齢 | 6歳,小1,小2 |
ISBN | 9784591145401 |
内容説明
キツツキが一生かけて木にあける穴の数は30。イルカの口の中に並ぶ歯の数は100。キリンの体を覆うアミメ模様の数は200。そして、タツノオトシゴが育てる子どもの数は1000――。
生き物たちの一生に潜むこうした「数」の秘密を、美しいイラストとともに紹介する科学絵本です。それぞれの生物がどのように暮らし、どんな特性を持っているのか、数を通して知ることができます。
また、生物学者・福岡伸一によるみずみずしい翻訳と解説が加わり、読み手が“生命とは何か”について考えるきっかけを与えてくれます。自然界の驚きや生命の不思議を感じられる一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、生き物たちの「数」の秘密を通して、自然界の驚異や生命の不思議を楽しく学べる内容となっています。子育て世代の親や教育現場で働く先生方にとって、子どもたちの知的好奇心を引き出す絶好の教材です。キツツキが一生であける穴の数やタツノオトシゴが育てる子どもの数といった具体的な数字の紹介は、子どもたちの興味を引きつけやすく、数の概念を身近に感じさせることができます。
さらに、それぞれの数字の背景にある生物の特性や暮らし方を知ることで、自然や生命について深く考えるきっかけを提供できます。例えば、キツツキの穴あけは「なぜそうするのか?」という疑問を投げかけることで、子どもたちに探求心を芽生えさせる場面を作ることができます。また、イラストが豊富で視覚的な楽しさもあるため、まだ文字が読めない小さな子どもでも親しみやすい点が特徴です。
加えて、生物学者・福岡伸一氏による解説は、保護者や教師にとっても理解しやすく、子どもたちにより深い説明をする際のサポートとなります。科学的な視点を取り入れながらも、難解ではなく親しみやすい言葉で書かれているため、親子で一緒に学ぶ時間を過ごしたり、授業で取り上げたりするのに最適です。この絵本を通じて、子どもたちに生命の大切さや自然への興味を育む機会をぜひ提供してみてください。