
【絵本】ようかいサッカー
内容説明
夕方、人間たちが楽しそうにサッカーをしている様子を、じっと見つめていたひとつめこぞう。「ぼくもやってみたいなぁ」と思い立ち、夜になると妖怪仲間たちを誘い始めます。そしてついに、みんなが集まってサッカーの試合がスタート!
豆腐小僧が笛を吹いて合図をすると、カッパや化け猫、雪女、いったんもめん、ろくろ首など、個性豊かな妖怪たちが次々とフィールドに登場。驚きのプレーが続出する、妖怪たちの大騒ぎなサッカーゲームが始まります。果たして試合の行方はどうなるのでしょうか?
絵本の文章を手がけるのは、読み聞かせのプロ、聞かせ屋。けいたろう氏。声に出して読むとさらに楽しめる語り口が魅力です。また、ひろかわさえこ氏によるユーモアたっぷりの妖怪たちのイラストが、物語をよりいっそう盛り上げます。しかけページでは迫力満点のプレーも楽しめて、サッカー好きも絵本好きも一緒に夢中になれる一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、妖怪たちがサッカーを楽しむユニークなストーリーが魅力的で、子どもたちの好奇心を刺激します。妖怪という日本の伝統的なキャラクターを用いながら、サッカーという身近なテーマを組み合わせているため、子どもたちが親しみやすいだけでなく、文化的な学びを提供する教材としても活用できます。読み聞かせを通じて、妖怪の名前や特徴を覚えることで、日本の伝承文化に触れるきっかけを作れます。
また、物語の中で描かれる妖怪たちの個性豊かなプレーは、子どもたちに「みんな違っていい」という多様性の大切さを伝える良い機会になります。チームプレーやルールを守ることの重要性、そして仲間と一緒に楽しむことの喜びを学べる内容になっているため、子どもたちに社会性を育む指導にも役立ちます。特に保育園や幼稚園、小学校低学年の集団活動では、この絵本を題材にしたごっこ遊びやルール作りの練習に応用するのがおすすめです。
さらに、聞かせ屋。けいたろう氏のリズミカルな文章や、ひろかわさえこ氏の生き生きとしたイラストは、絵本を読み聞かせる際に子どもたちの集中力を引き出します。しかけページも含まれているため、触って楽しむ体験型の読み聞かせが可能です。親子で楽しむ時間を作ることや、サッカーや妖怪に興味を持つきっかけ作りに最適な一冊と言えるでしょう。