
【絵本】やきざかなの のろい
内容説明
「ぼく、やきざかなは大嫌い! でも、おすしのさかなは大好きなんだ。」そんなぼくにとって、夕ごはんがやきざかなの日はガッカリ。食べたふりをして、わざとぐちゃぐちゃにしてみたりして……。でも、そんなことをしても本当に大丈夫なのかな?
実はそれ、全然よくないんです! 気づけば、やきざかながどこにでもついてくる! お風呂でも、寝るときでも、外に出かけたときですら、「ぼくを嫌わないで! ちゃんと食べてよ〜」とやきざかなが迫ってくるんです。いったいこの先、どうなっちゃうの?
やきざかなをないがしろにすると、ちょっぴりこわい「のろい」が待っているかも……?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、好き嫌いについて考えるきっかけを与えるユーモラスで心に残るストーリーが魅力です。子どもたちが共感しやすい「食べ物の好き嫌い」をテーマにしているため、保育園や幼稚園では食育教材として活用するのに最適です。本作を読むことで、食べ物の大切さや感謝の気持ちを自然と学ぶことができます。
例えば、絵本の主人公がやきざかなを嫌がる描写を通して、子どもたちも自分の好き嫌いに対する感情を見つめ直すことができるでしょう。また、やきざかながどこにでもついてくるというユーモアたっぷりの展開は、子どもたちにとって楽しく、会話を広げるきっかけになります。「どうしてやきざかながついてきたと思う?」といった問いかけを通じて、食べ物に対する態度や行動を考えさせる場を作ることが可能です。
さらに、この絵本を使って食事の時間に話し合いを促すのも良いでしょう。「どうすれば食べ物に感謝できるかな?」など、家庭やクラスでのディスカッションに発展させることで、子どもたちの食への意識を高めることが期待できます。ストーリーの中の「のろい」という要素も、子どもたちの好奇心を刺激しながら、自然と食べ物への興味を引き出す助けとなります。