
【絵本】もふもちゃんと いっしょ
内容説明
第一回ポプラ社キャラクター大賞で大賞を受賞した作品が、絵本になりました!この物語は、小学一年生(当時)の子どもが考えたキャラクターが大活躍します。
おともだちとけんかをしてしまったこと、あなたにもありますか?そんなとき、胸の中にどんな気持ちが渦巻いているでしょうか。「もうおともだちなんていらない!」なんて思ったりすることもあるかもしれません。でも、それって本当でしょうか?
けんかをして落ち込んだ女の子が、ひとりで部屋の中で泣いていると、ふと壁に見慣れない不思議なドアを発見します。そのドアを開けると、どんな世界が広がっているのでしょう?
大切な友達とすれ違ったときに、そっと読み返したくなる心温まる絵本です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが友達とのけんかやすれ違いを経験したときに、大切な感情の整理や共感力を育むための優れた教材として活用できます。物語の主人公がけんかをして落ち込む場面は、子どもたち自身の体験と重ねやすく、感情移入を促しやすい構成になっています。子どもが自分の気持ちを客観的に捉えたり、相手の気持ちを想像したりする力を養うきっかけになるでしょう。
また、壁に現れる不思議なドアというファンタジックな要素が、子どもたちの想像力を刺激します。このドアを通じて広がる世界が、けんかの後に訪れる可能性や新しい視点を象徴しているため、友達との関係を見直すきっかけになります。読み聞かせの時間に、子どもたちに「このドアの向こうにはどんな世界があると思う?」と問いかけることで、対話を深めることができます。
さらに、この絵本は子育て世代の親や先生にとっても、子どもたちの感情を理解し、サポートするためのヒントを与えてくれます。読後には、けんかをしたときの気持ちや、友達と仲直りする方法について話し合いの時間を設けると良いでしょう。特に幼児や小学生の時期は、人間関係の基礎を学ぶ重要な時期です。この絵本を通じて、子どもたちが感情の扱い方や友達との関係を学べるよう寄り添ってみてはいかがでしょうか。