
【絵本】もうあきたなんていわないよ
内容説明
ひろくんは、大好きなおばあちゃんが元気をなくしている様子に心を痛めています。おばあちゃんのことが心配でたまらないひろくんは、どうにかして元気を取り戻してほしいと願います。
おばあちゃんは84歳。そんなおばあちゃんの姿を通じて、この物語は「生きること」の意味をやさしく問いかけます。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが家族や周囲の人々の気持ちに寄り添う心を育むのに適した教材です。主人公のひろくんが、大好きなおばあちゃんの元気を取り戻そうとする姿を通じて、思いやりや優しさの大切さが自然と伝わります。親や先生は、物語を読み聞かせる中で、子どもたちに「身近な人が元気をなくしているとき、自分ならどうするか」と考えさせる機会を作ることができます。
また、この絵本は「生きることの意味」をやさしく問いかける内容ですので、子どもたちに命の尊さや人生の価値について考えさせるきっかけにもなります。特に、高齢者との関わりが薄くなりがちな現代において、この物語はおじいちゃんやおばあちゃんとの関係を見直す良い機会となるでしょう。読み終えた後に、家族でおじいちゃんやおばあちゃんに感謝の気持ちを伝える時間を設けるのもおすすめです。
さらに、保育や教育の現場では、絵本の内容をきっかけに「元気がない人にできること」や「家族の大切さ」をテーマにした話し合いや工作活動を取り入れることができます。子どもたちが物語のテーマを自分の生活に結びつけ、実践的な学びを得られるよう工夫して活用してください。