
【絵本】みんなで7だんね
内容説明
あつこは手に障害をもつ女の子。とびばこ七段を目標に挑戦を続けています。
そんなあつこの努力を見ているうちに、クラスのみんなの気持ちが少しずつ変わり始めます。いつの間にか、彼女を応援し、支えたいという思いが教室中に広がっていきます。
この絵本では、あつこの頑張りを通して、クラス全員が心を一つにしていく様子が描かれています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、努力や挑戦の大切さ、他者を思いやる心を育むために最適な教材です。主人公のあつこが障害を抱えながらもとびばこ七段を目指して挑戦し続ける姿は、子どもたちに「できる・できない」だけで物事を判断しない大切さを伝えます。特に、失敗しても何度も立ち上がるあつこの姿は、粘り強さや自己肯定感を育むきっかけになります。
さらに、あつこの努力がクラス全体の心を変えていく過程は、子どもたちに「協力すること」や「他者を応援する喜び」を学ばせる絶好の機会です。読み聞かせを通じて、子どもたちと一緒に「どうしてクラスのみんなはあつこを応援するようになったのか?」と問いかけることで、友だちや仲間を支えることの意味を深く考える時間を作ることができます。
また、保育園・幼稚園や小学校の現場では、日々の生活や遊びの中で協力する場面を意識的に取り入れると、この絵本の内容がより実感を伴った学びにつながります。親子で読む場合も、家族内で挑戦することや支え合うことについて話し合う機会を設けることで、家庭でのコミュニケーションが深まり、より豊かな育児環境を築くサポートとなるでしょう。