
【絵本】また!ねずみくんのチョッキ
内容説明
おかあさんが新しく編んでくれた赤いチョッキを着たねずみくん。お気に入りのそのチョッキですが、ねずみくんはねみちゃんにはどうも逆らえません。
そんなねみちゃんに頼まれると、ついチョッキを貸してしまうねずみくん。ねずみくんの優しさとねみちゃんとのやりとりが、微笑ましく描かれています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、ねずみくんが大切な赤いチョッキを通して、友達との関わりや優しさを描いており、子どもたちに思いやりやコミュニケーションの大切さを伝える良い教材です。特に、小さな子どもたちは自分のものを共有することに抵抗を感じやすい時期がありますが、この物語を通じて、他者の気持ちを考え、譲るという行動がもたらす喜びを自然に理解させることができます。
また、ねみちゃんに頼まれるとつい従ってしまうねずみくんの姿は、子どもたち自身の経験や感情と重ね合わせやすく、共感を呼びます。先生や親が一緒に読みながら「ねずみくんはどうして貸してあげたのかな?」「もし君だったらどうする?」と問いかけることで、子どもたちが物語を通じて自分の気持ちや行動を振り返る機会を与えられるでしょう。
さらに、この絵本はシンプルなストーリー構成と繰り返しの要素が特徴のため、幼児から小学生低学年まで幅広い年齢層に対応できます。読み聞かせの際には、ねずみくんの表情や相手の反応に注目し、物語の中でどのような感情がやりとりされているかを一緒に考えると、感情の機微に気づく力を育てるきっかけにもなります。