
【絵本】ぼくはいかない
内容説明
あそび島のみんながキャンプに行くことになった。楽しい冒険が待っているはずなのに、しんちゃんは迷っている。
行きたい気持ちはある。でも「行かない」と決めたのには、ちゃんと理由があったのだ。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが「行きたいけど迷ってしまう」という葛藤や気持ちに寄り添い、その理解を深める教材として活用できます。しんちゃんのように「行きたいけど行かない」と決める理由には、子どもそれぞれの背景や感情が隠れています。この物語を読むことで、子どもたちは自分の気持ちを見つめ直すきっかけを得ると同時に、他者の気持ちを想像したり理解したりする力を育むことができます。
親や先生は読み聞かせを通じて、子どもたちに「どうしてしんちゃんは迷っているのかな?」と問いかけてみましょう。その際、子どもたち自身の体験や意見を引き出すことで、自己表現力やコミュニケーション力を高めることができます。また、「自分だったらどうする?」という想像を促すことで、問題解決の思考力も養えます。
さらに、物語の中でしんちゃんがどのように自分の気持ちを整理し、決断を下すのかを一緒に考えることで、子どもたちが「決断する力」や「自分の気持ちを大切にすること」を学ぶ機会にもなります。キャンプという日常的なテーマを扱っているため、子どもたちにとっても親しみやすく、身近な経験と結びつけやすい点も魅力的です。