
【絵本】ぶかぶか
内容説明
「魔女の宅急便」や「ちいさなおばけ」シリーズで知られるかどのえいこが、小さなお子さまに向けて贈る絵本シリーズの第2弾です。
ある女の子が、おきがえをしています。でも、なんだかぶかぶか。実は、大好きなパパとママのお洋服を着て遊んでいるのです。パパの服を着ると、「パパになったよ!」と大喜び。ママの服を着ると、「ママになった!」とうれしそうにしています。
誰もが一度はやったことがある、ぶかぶかのお洋服でのごっこ遊び。絵本を読んだら、思わず真似したくなってしまうかもしれません。くりかえしのフレーズが楽しく、声に出して読みたくなる一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが大好きな「ごっこ遊び」をテーマにしており、想像力や自己表現力を育むために最適な一冊です。主人公の女の子がパパやママの服を着て「パパになったよ!」「ママになった!」と楽しむ様子は、子どもたちの共感を呼び、自然と物語に引き込まれます。保育園や幼稚園では、読み聞かせを通じて子どもたちに家族の役割や親への思いやりを考えるきっかけを与えることができます。
また、くりかえしのフレーズが多く含まれているため、子どもたちが声に出して楽しめる点も魅力です。先生や親が一緒に読み進めることで、言葉のリズムや表現を体験し、言語感覚を育むことができます。読み聞かせの際には、服を着たときの気持ちや「パパ」「ママ」になった気分を子どもたちに問いかけると、より深い対話が生まれるでしょう。
さらに、この絵本をきっかけに実際のごっこ遊びを取り入れると、子どもたちの創造力がぐんと広がります。家庭では親の服を使った遊びを提案したり、保育の場ではおもちゃの服や小道具を用意すると、子どもたちが自由に遊びながら学ぶ時間をつくれます。想像力とコミュニケーション力を同時に育てる教材として大いに活用できる絵本です。