
【絵本】はるにあえたよ
内容説明
こぐまのふたご、マークとマータは、まだ一度も外の世界を見たことがありません。家の中で過ごしてきたふたりにとって、外の景色はどんなものなのか、想像するだけで胸が高鳴ります。
やがて訪れた春。ふたりは初めての春を探しに、思い切って外の世界へと足を踏み出しました。心が躍るような冒険の予感に包まれながら……。
しかし、春の景色を求めて外に飛び出した彼らを待っていたのは、一体どんな体験だったのでしょうか?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが新しい体験に挑戦することの大切さや、未知の世界への好奇心を育むのにぴったりの教材です。主人公であるこぐまのふたご、マークとマータが「初めての春」を探しに外の世界へ飛び出す姿は、子どもたちが日常生活で出会う初めての挑戦や冒険に重ね合わせやすい内容です。物語を通じて、「やってみることの楽しさ」や「発見する喜び」を自然と学べる構成になっているため、読後に子どもたち自身の身の回りの「初めて」を探す活動と組み合わせると良いでしょう。
また、この絵本は「想像力」を刺激する内容でもあります。物語の冒頭でふたごが外の世界をどのように想像しているかを話し合ったり、読み聞かせの途中で「これからどんな出来事が起こると思う?」と問いかけたりすることで、子どもたちの考える力を引き出すことができます。さらに、春の景色や自然を描写する場面を通じて、季節の移り変わりや自然の美しさについて学ぶきっかけにもつながります。
最後に、物語の中でふたごがどのように成長し、どんなことを学んだのかを子どもたちと一緒に振り返る時間を作るのもおすすめです。読後の感想を自由に絵や言葉で表現させることで、物語を通じて得た気付きや感情を深め、表現力を養うことができます。この絵本は、知育や心の成長を促すための素晴らしいツールとして活用できるでしょう。