【絵本】ねんねしたおばあちゃん

内容説明

タミエちゃんは、生まれたときからおばあちゃんととても仲良しでした。いつも一緒に過ごし、笑顔が絶えない日々を送っていました。

ある日、タミエちゃんが交通事故に遭ったとき、おばあちゃんは一生懸命に彼女の世話をしてくれました。優しくて頼もしい存在の大好きなおばあちゃん。

しかし、そんなおばあちゃんにある日突然、大きな変化が訪れるのです…。タミエちゃんの心にさまざまな感情が芽生える物語。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、家族の絆や感謝の気持ち、そして困難を乗り越える強さを学ぶ教材として非常に優れています。物語の中心にあるタミエちゃんとおばあちゃんの関係は、幼い子どもたちにとっても身近に感じられるテーマであり、親や先生が子どもたちと一緒に感情について考える良いきっかけを提供します。

まず、タミエちゃんが交通事故に遭った際のおばあちゃんの献身的な姿は、「助け合い」や「思いやり」といった大切な価値観を教える場面として活用できます。子どもたちに、家族や友達を思いやる心とはどのようなものかを話し合う機会を作ると良いでしょう。

また、物語の後半で訪れるおばあちゃんの変化によって、タミエちゃんが抱えるさまざまな感情は、子どもたちが感情の揺れや自己表現を学ぶ場面として役立ちます。「悲しい」「寂しい」といった感情を言葉にすることの大切さを伝えたり、感情に対処する方法を考えたりするための問いかけを加えると、子どもたちの心の成長を促進することができます。

さらに、この物語は家族の大切さを再確認する内容でもあるため、親子で読み聞かせをしながら、普段の生活での感謝や思いやりを伝える場面を作ることができます。保育園や学校では、物語の内容を題材にした絵や作文などの活動を取り入れることで、子どもたちの創造力や表現力を育むことができるでしょう。