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BOOK

【絵本】ねっこばあのおくりもの

タイトル 【絵本】ねっこばあのおくりもの
著者 ,
出版年月日 2012/07
判型 A4変型判
ページ数 32ページ
出版社
対象年齢 ,,
ISBN 9784591129784

内容説明

過去から現在、そして未来へと受け継がれていく、命のつながり。その奇跡を描く物語です。両親とともに森のホテルを訪れた女の子、リネ。澄んだ空気に包まれ、緑豊かな木々が広がるその場所は、本来なら心が安らぐはずでした。しかし、リネはなぜか胸がざわつき、落ち着きません。「どうしてこんな気持ちになるの?」と不思議に思うのでした。

その夜、リネはふと目を覚まし、そこで「ねっこばあ」と名乗る存在に出会います。どこか懐かしさを感じるその優しい目は、亡くなったおばあさんを思い出させるものでした。ねっこばあに誘われたリネは、静かにホテルを抜け出し、夜の森に足を踏み入れます。そこには、不思議なパーティーが広がっていました。

そして、ねっこばあの導きの中で、リネは命のつながりの尊さに気づきます。それは目に見えないけれど、確かに存在し、この世界を輝かせる大切なもの。リネの心に広がるその思いは、すべてを愛おしく感じさせる力となります。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、命のつながりや自然との共生をテーマにした物語であり、子どもたちに「命の尊さ」や「目に見えない大切なもの」を伝える教材として最適です。特に、リネが自身の心のざわつきに向き合い、命のつながりを実感する過程は、子どもたちが自己の感情や自然とのつながりを考えるきっかけを与えるでしょう。この物語を読み聞かせる際、リネの心の変化に注目しながら子どもたちに問いかけると、彼ら自身の気持ちや経験を話しやすくなります。

また、「ねっこばあ」というキャラクターの登場は、家族や先祖とのつながりを感じさせる重要な要素です。物語を通じて、亡くなった人々や過去の出来事が今の自分たちにどう影響を与えているのかを考える機会を提供できます。子どもたちに「ねっこばあのように、自分が大切にしている人や思い出はある?」と質問することで、家族や友人との関係性を見直す場にもなります。

さらに、夜の森や不思議なパーティーといった幻想的な場面描写は、子どもたちの想像力を刺激します。読み終えた後には、森や自然についての感想を話し合ったり、絵や工作を通じて物語の印象を表現するアクティビティを取り入れると、より深い学びにつながるでしょう。この絵本は、命や自然への感謝の気持ちを育むための重要な教育ツールとなるはずです。