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BOOK

【絵本】ねたふり

タイトル 【絵本】ねたふり
著者
出版年月日 2006/07
判型 B4変型判
ページ数 32ページ
出版社
対象年齢 ,,
ISBN 9784591093269

内容説明

夏休みの毎日、少女は野菜の収穫を手伝いながら、くたくたになるほど働いています。けれども、心の中では「海にも行きたいな」と別の楽しみを思い描いていました。

そんなある日、ふとしたきっかけで作業をさぼることになってしまいます。その瞬間、彼女の心にはどんな思いが生まれたのでしょうか。ちょっぴり罪悪感を抱えながらも、自由な時間の心地よさに揺れる少女の心情が丁寧に描かれます。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、子どもたちが日々の生活や責任感、自由の大切さについて考えるきっかけを与えてくれる一冊です。親や先生がこの本を活用する際には、まず少女の気持ちに寄り添いながら読み進めることがポイントです。夏休みの収穫作業を通じて「頑張ること」の価値を学ぶ一方で、「海にも行きたい」という彼女の素直な願いを共有することで、子どもたちに共感を促すことができます。

また、作業をさぼる場面では、「自由な時間はどう感じた?」と問いかけるなど、子ども自身の経験や感情に結びつけて話し合う時間を作ると良いでしょう。罪悪感と自由の心地よさという相反する感情を描いているため、子どもたちに「どうしてそんな気持ちになったのかな?」と考えさせることで、感情を整理する力や自己理解を深めるきっかけとなります。

さらに、物語の結末に至るまでの過程を丁寧に確認し、「責任を果たすこと」と「自分の気持ちを大切にすること」のバランスについて考える機会にすると効果的です。読み聞かせ後には、自由時間の過ごし方や責任との向き合い方について、親子やクラスで意見交換をすることで、実生活に結びつけた教育的な学びを得ることができるでしょう。