
【絵本】ねずみくんのピッピッピクニック
内容説明
「ねずみくんの絵本」シリーズから、春を感じるピクニックのお話が登場です。ねずみくんとなかまたちは、いつもの公園の前で集合し、お弁当を持って出かけることに。ねみちゃんが吹く笛の「ピッピッピッ」という音を合図に、みんなで楽しく出発します。
ところが、どこを目指すかで意見が分かれてしまい、なかなか決まりません。そんなとき、ふいにちょうちょうが現れて……?
最後には、遠くへ行かなくても身近な場所に大切なものがあることを感じさせる、心温まる結末が待っています。読む人の心をほっと和ませる、素敵な一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
「ねずみくんの絵本」シリーズの本作は、春のピクニックを題材に、子どもたちに自然や身近な環境への興味を育むきっかけを提供してくれる一冊です。この絵本を知育や教材として活用する際には、まず登場キャラクターたちのやりとりを通じて、友だちとの意見交換や協力の大切さを学ばせることができます。ピクニックの行き先が決まらない場面は、子どもたちに「自分ならどうする?」と考えさせる問いかけをする良い機会です。
また、ねみちゃんの笛の音やちょうちょうの登場など、自然に溶け込んだシーンを通じて、五感を使った観察力や想像力を引き出すことができます。例えば、お話の後に「外でどんな音が聞こえるかな?」や「ちょうちょうを見つけたことがある?」といった質問を投げかけることで、子どもたちが実際に自然と触れ合うきっかけを作ることも可能です。
さらに、この絵本の結末が教えてくれる「身近なものの大切さ」は、物の豊かさより心の豊かさを考える良いテーマです。保育や授業では「自分の好きな場所」について話し合う時間を設けると、それぞれの価値観を共有し合う場としても活用できるでしょう。親子で読む際は、身近な公園や自然で一緒に遊ぶきっかけにもなり、親子の絆を深める助けとなります。