
【絵本】ねずみくんとホットケーキ
内容説明
ねみちゃんが料理を作ってくれることになりました。
「食べたいものを何でも言ってね」とねみちゃんが声をかけると、ねずみくんたちは次々と自分の好きなものを注文します。
しかし、みんなのリクエストがどんどん増えていくので、ねみちゃんは少し困ってしまい・・・。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが「相手の立場を考えること」や「適切なリクエストをすること」を学ぶきっかけとして活用できます。ねみちゃんがみんなの注文に応えようとする姿勢は、思いやりや努力を伝える良い例です。一方で、ねずみくんたちの無制限なリクエストが引き起こす困難な状況は、他者への配慮や自己コントロールの大切さを考えるきっかけとなります。
保育や授業では、物語を読み聞かせた後に「ねみちゃんの立場だったらどう感じる?」や「自分だったらどんなお願いをする?」といった質問で子どもたちと対話を深めると効果的です。また、ロールプレイを取り入れて、ねみちゃんやねずみくんの役になりきり、コミュニケーションや思いやりを実際に体験させるのも良い方法です。
さらに、絵本の中で登場した料理をテーマにした工作活動やごっこ遊びを通じて、協力の大切さや喜びを体感させることもできます。このように、物語をただ読むだけでなく、その内容を日常生活や遊びに結びつけることで、子どもたちの社会性や創造力を育む教育的なツールとして活用できます。