
【絵本】ねずみくん ねずみくん
内容説明
「ねずみくん、ねずみくん、ここに乗ってみてごらん」と、さるくんが声をかけます。
さるくんの言葉に従って、ねずみくんがはかりの上に乗ってみると、なんと針はぴくりとも動きません。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが「重さ」という概念に親しむきっかけを与える教材として活用できます。ねずみくんがはかりに乗ったとき、「針がぴくりとも動かない」という描写は、子どもたちに軽いものと重いものの違いについて考えるヒントを提供します。この場面をきっかけに、「どうして針が動かなかったのかな?」と問いかけることで、子どもたちの好奇心を引き出し、実際に身近な物を使って重さを比較する活動につなげることができます。
また、物の重さに関する実験や遊びと組み合わせることで、感覚的な理解を深めることが可能です。例えば、小さなはかりを用意し、ねずみくんのように軽いもの(紙や葉っぱなど)と重いもの(石やおもちゃなど)を実際に乗せてみる遊びを行うと、子どもたちは自らの体験を通じて学びを広げられます。この絵本のストーリーを起点に、科学的な観察力や推論力を育む活動を展開することができるでしょう。
さらに、この絵本は登場キャラクター同士のやり取りも魅力的で、友達とのコミュニケーションを学ぶ機会にもなります。さるくんの提案にねずみくんが応じる場面を通じて、友達と協力することの大切さや、相手の言葉に耳を傾ける姿勢を自然に感じ取ることができるでしょう。親や先生が読み聞かせをする際には、動物たちの心情に触れながら語りかけることで、感情面での成長もサポートできます。