
【絵本】なないろのキャンディー
内容説明
サラはお母さんと一緒にいちごジャムを作りました。そのお礼にと、フローラさんから素敵な「なないろのキャンディー」をもらいます。
サラはそのキャンディーを一人占めせず、みんなに分けてあげることを決めます。小さなキャンディーが広げる、心の温かいお話です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに「思いやり」や「分かち合い」の大切さを自然に伝える教材として非常に有用です。主人公のサラが「なないろのキャンディー」をもらい、それを一人占めせず周囲と分け合う姿は、子どもたちに「誰かと喜びを共有すること」の心地よさや価値を感じさせてくれます。親や先生は、この物語を通じて、子どもたちに「物をシェアすることがどんなに素敵なことか」を具体的に話し合うきっかけを作ることができます。
また、物語の背景となる「いちごジャム作り」は、親子やクラスでの共同作業をイメージさせるものです。実際に簡単な料理活動を組み合わせることで、絵本の世界と現実をリンクさせることができ、子どもたちの創造力や共感力をさらに育むことが期待できます。特に保育園や幼稚園では、クラス全員で何かを作ったり分け合ったりする活動と絡めると、学びが深まるでしょう。
さらに、この絵本では「ありがとう」という感謝の気持ちが物語の中核にあります。親子の会話やクラスでのディスカッションを通じて、日常で感謝を伝える機会を増やすきっかけとしても活用できます。物語を読んだ後に、「最近ありがとうを伝えた相手は誰かな?」と問いかけることで、子どもたちの考える力や表現力を育てることにもつながります。