
【絵本】どんなともだちできるかな
内容説明
初めて通うことになった「あおぞらえん」。新しい場所で、あずさはお友だちができるのかどうか、不安で胸がいっぱいです。
そんなあずさは、大好きなすみれの花を大切なお守りとして持っていくことにしました。さて、どんな出会いが待っているのでしょうか……?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は新しい環境に飛び込む子どもの心情を丁寧に描いており、子どもたちが抱える「不安」と向き合う機会を提供します。親や先生がこの絵本を活用する際には、まず主人公・あずさの気持ちに焦点を当て、子どもたち自身の経験を引き出すことがポイントです。「初めての場所で緊張したことある?」と問いかけることで、子どもたちは自分の気持ちを言葉にする練習ができます。
また、物語の中であずさが「すみれの花」を大切に持っていく姿は、子どもたちにとって安心感を得るための方法を学ぶきっかけとなります。家庭や教室で「自分のお守り」を考えたり作ったりするアクティビティを取り入れると、自分を支えるものを見つける力が育まれます。これにより、子どもたちは不安な場面でも安心できる自分なりの方法を身につけることができます。
さらに、絵本を読み終えた後には、あずさがどのようにお友だちと出会い、関係を築いていったのかを話し合う場を設けるとよいでしょう。「どうして友だちができたと思う?」といった質問を投げかけることで、子どもたちは社会的なスキルや共感力について自然に考える機会を得られます。この絵本は、自己表現や共感、安心感を育てる教材として非常に活用しやすい一冊です。