
【絵本】どんぐりっと
内容説明
どんぐりの「どんぐりっと」は、悪い夢に苦しむ少女・まりーちゃんのもとに現れ、彼女を助ける物語です。
物語は、まりーちゃんが悪夢に怯える場面から始まります。そんな彼女の前に、どんぐりの姿をした「どんぐりっと」が現れます。「どんぐりっと」はまりーちゃんに寄り添い、彼女が悪夢から抜け出せるよう力を貸してくれます。
小さな「どんぐりっと」が見せる優しさと勇気を通して、まりーちゃんがどのように不安を乗り越えていくのかが描かれています。心温まるストーリーとともに、夢の中の冒険が楽しめる絵本です。
知育や教材で活用する際のポイント
「どんぐりっと」は、子どもたちが抱える不安や怖い夢への対処法を学ぶことができる素晴らしい絵本です。悪夢に怯える主人公・まりーちゃんが、どんぐりのキャラクター「どんぐりっと」と出会い、共に冒険することで成長していく姿は、子どもたちに安心感と自己肯定感を与えてくれます。この物語を通じて、子どもたちは「怖い気持ちを共有する大切さ」や「優しさや勇気が困難を乗り越える力になる」ことを自然と学ぶことができます。
教材として活用する際は、ストーリーの中で「どんぐりっと」が見せる行動や言葉をきっかけに、子どもたちと感情について話し合う時間を設けると良いでしょう。たとえば、「どんぐりっとがまりーちゃんを助けたように、君は友だちをどう助ける?」など、具体的な質問を通じて子どもたち自身の体験や考えを引き出すことができます。また、夢や不安について話し合うことで、子どもたちが自分の気持ちを言葉にする練習にもなります。
さらに、夢の中の冒険というファンタジー要素を活用して、想像力を育むアクティビティを取り入れるのもおすすめです。たとえば「自分ならどんな夢で冒険する?」といったテーマで絵を描かせたり、グループで物語を作ったりすることで、表現力を伸ばすことができます。この絵本は心の成長だけでなく、創造性を広げるツールとしても活用できる一冊です。