
【絵本】とりかえっこ!ねずみくんのチョッキ
内容説明
ねずみくんは、自分の大切なチョッキをあひるくんのふうせんと交換しました。ふうせんを手に入れて大喜びのねずみくん。
ところが、ふうせんを手にしたあひるくんの様子は、なんだかちょっと違っていて……。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに「物の価値」や「他者の気持ちを考える大切さ」を学ばせる教材として活用することができます。ねずみくんが大切なチョッキをふうせんと交換し、喜びを感じる一方で、あひるくんの反応が異なる場面を通じて、子どもたちは物の価値が人それぞれ異なることを自然に理解できます。例えば、保育園や幼稚園でこの絵本を読み聞かせた後、「みんなの大切なものは何?」と問いかけてみると、個々の価値観や感情を共有するきっかけになります。
また、物の交換をテーマにしているため、小学校低学年の道徳授業でも活用が可能です。「自分が好きなものが相手にとっても同じように嬉しいとは限らない」という視点を持つことが、相手を思いやる心を育む第一歩になります。ふうせんを手にしたあひるくんの表情や行動を観察しながら、「あひるくんはどんな気持ちだったと思う?」と考えさせることで、子どもたち自身が他者の感情に気づく力を養うことができます。
さらに、実際に簡単な物々交換ゲームを行い、物や気持ちの交換に伴う喜びや戸惑いを体験させると、絵本の内容がより身近に感じられるでしょう。この絵本は、楽しさだけでなく学びを深める素晴らしい教材として活用することができます。