
【絵本】どうぶつのおともだち まきばのおともだち
内容説明
フランスで生まれた心温まる絵本。3人の小さなおともだちと、牧場の動物たちが繰り広げるかわいらしい物語です。
仲良しのリゾンたち3人組は、牧場で遊んでいました。みんなで大きな輪を作ろうと思いつき、ウシやブタ、ウサギ、ロバなど、たくさんの動物たちに声をかけていきます。しかし、動物たちはそれぞれ好きな方向へ歩いてしまい、なかなか輪を作ることができません。
困った3人は、犬のパトに助けを求めます。さて、パトはどんなふうにみんなをまとめてくれるのでしょうか?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが協力やコミュニケーションの大切さを楽しく学べる教材として最適です。物語の中で3人の子どもたちが動物たちに声をかけ、輪を作ろうと奮闘する姿は、他者と協力して目標を達成することの大切さを自然に教えてくれます。子どもたちに「どうすればみんながまとまるかな?」と問いかけながら読み聞かせると、主体的に考える力を引き出せるでしょう。
また、動物たちがそれぞれ好きな方向に歩いてしまう場面は、個々の違いを認めることや、自己表現を重視する現代の教育にも通じます。動物たちの行動を観察して「この動物はどんな気持ちかな?」と子どもと対話をすることで、共感力や想像力を育むことができます。さらに、登場する動物たちは身近で親しみやすいため、動物への興味関心を広げるきっかけにもなるでしょう。
最後に、困ったときに犬のパトが助けてくれる展開は、問題解決のプロセスを学ぶ良い題材です。「パトはどうやってみんなをまとめたのかな?」と子どもたちと一緒に考え、答えを見つけることで協力や工夫の楽しさを共有できます。この絵本は、子どもの社会性や想像力を育てるだけでなく、親や先生が子どもと共に楽しめる素材としても非常に魅力的です。