
【絵本】どうしちゃったの? ねずみくん
内容説明
「ねずみくんのチョッキ」で親しまれているねずみくんシリーズの最新作です。小さい頃、お母さんがそばにいなくて不安になったことはありませんか?ねずみくんも、そんな寂しい気持ちに包まれて元気がありません。
心配した仲間たちは、ねずみくんを笑顔にしようと、それぞれ自慢の曲芸を披露します。でも、なかなかねずみくんの心は晴れません。果たして、ねずみくんの気持ちはどう変わっていくのでしょうか?
繰り返しのリズムが楽しく、温かい気持ちにさせてくれるストーリー。おなじみのねずみくんが登場する、心に響く一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
「ねずみくんのチョッキ」シリーズ最新作は、子どもたちが身近に感じる「不安」や「寂しさ」をテーマにした、心温まる絵本です。この本を知育や教材として活用する際のポイントは、子どもたちが感情を言葉にして表現する練習や、他者の気持ちに寄り添う力を育てることにあります。ねずみくんが不安を感じる場面では、子どもたちに「自分もこんな気持ちになったことがあるかな?」と問いかけてみましょう。これにより、自分の経験を振り返り、感情を共有するきっかけが生まれます。
また、仲間たちが曲芸を披露するシーンは、周囲がどのようにサポートできるかを考える良い題材です。「みんなは友達を元気づけるために、どんなことをしてあげたい?」という質問を投げかけると、思いやりや行動力について話し合う機会が生まれるでしょう。繰り返しのリズムが楽しいストーリーなので、音読や読み聞かせにも適しており、言葉のリズム感や集中力を養う効果も期待できます。
さらに、絵本の結末ではねずみくんの気持ちがどう変わったかを話し合い、感情の変化に注目することで、子どもたちが「心の動き」を理解する助けとなります。このように、物語を通じて感情教育やコミュニケーションスキルを育むことができる点で、この絵本は特に子育てや教育現場で役立つ一冊と言えるでしょう。