
【絵本】つぶらさん
内容説明
海辺で遊んでいたドリルが出会ったのは、不思議な生きもの。小さくて、まるで恐竜みたいなやつ。見たこともないその姿に興味をひかれたドリルは、こっそりとその生きものを飼い始めます。
だけど、飼ううちに次第に起こるちょっとした出来事に、ドリルの秘密はどうなるのか…。ユーモアたっぷりのストーリーが展開される、楽しい絵本です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが好奇心や観察力を育むきっかけとして活用できる一冊です。主人公ドリルが未知の生きものに興味を持つ場面は、子どもたちに「知らないものへの興味」を教える絶好の機会です。読んだ後には、絵本に登場する生きものについて「どうしてドリルは飼おうと思ったのかな?」と問いかけたり、子どもたち自身が見たことのないものについて考えたりする時間を設けると、想像力や発想力を伸ばす効果が期待できます。
また、秘密を共有するというテーマは、友情や信頼について話し合うきっかけにもなります。特に、秘密を守ることの意味や、それが他者にどう影響を与えるかといった話題は、子どもの社会性を育む学びの一環として重要です。絵本のユーモアあふれる展開を通じて、子どもたちは「失敗してもやり直せる」「困ったときに誰かに助けを求める」大切さも感じ取ることができるでしょう。
さらに、この絵本はストーリーの中で起こる出来事をきっかけに、問題解決能力を養う教材としても活用できます。「ドリルの秘密がどうなるか」を一緒に考えたり、結末を予想する活動を取り入れることで、子どもたちの論理的思考を引き出すことが可能です。親子の読み聞かせや保育・教育の現場で、子どもたちの心を動かす体験をぜひ楽しんでください。