【絵本】ただいま、かあさん

内容説明

鳥が大好きな母さんの息子たちは、戦地へと送り出されることになりました。

息子たちを想う母さんの胸に募る悲しみと、その深い愛情が、鳥を通じて繊細に描かれた物語です。

母親の切なる思いと愛が込められた、心に響く一冊の絵本です。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、家族の絆や愛情の深さをテーマにしています。特に親から子への無償の愛が繊細に描かれており、子育て世代の親や教育現場での活用に最適です。戦地へ向かう息子たちを見送る母親の姿は、子どもを思う親の切なる気持ちをリアルに感じさせ、親自身が絵本を読むことで共感し、子どもとの関係を見つめ直す機会にもなります。

保育園や幼稚園、小学校低学年のクラスで読み聞かせを行う際は、物語に登場する「鳥」をきっかけに、自然や生命について考える時間を設けるのも効果的です。鳥が象徴する自由や希望を子どもたちに問いかけることで、戦争や平和についての簡単な話し合いを行うこともできるでしょう。ただし、テーマがやや重い部分もあるため、子どもたちの年齢や理解力に応じて丁寧に説明を加えることが大切です。

また、絵本を通じて「家族を大切にする心」や「感謝の気持ち」を育む活動にも活用できます。例えば、子どもたちに家族との思い出を絵や言葉で表現してもらうなど、感情を言葉にする練習を促す場としても役立つでしょう。この絵本は、親子の時間をより深め、子どもたちに愛情を伝える大切さを教える教材として、多くの場面で活躍しそうです。