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BOOK

【絵本】だいじょうぶ じゃない

タイトル 【絵本】だいじょうぶ じゃない
著者 ,
出版年月日 2018/12
判型 A4変型判
ページ数 31ページ
出版社
対象年齢 ,,
ISBN 9784591158227

内容説明

ぼくは、1年生になったばかり。この夏休み、山奥でひとり暮らしをしているおばあちゃんの家に遊びに行くことになりました。おばあちゃんは畑で自分が食べる分だけの野菜を育てながら、静かに暮らしています。ぼくはそんなおばあちゃんが大好きです。

けれど、その畑には毎日のようにサルたちが現れ、野菜を荒らしていきます。おばあちゃんは地域の人たちと知恵を出し合いながら、サルたちに立ち向かっています。その姿はとてもたくましく、ぼくの目にはとてもかっこよく映ります。

おばあちゃんとサルとの関わりを通して、ぼくは「人間と自然がどう向き合っていくべきか」を学びます。おばあちゃんに寄り添うぼくの思いが、現代社会にも通じる大切なテーマとともに描かれた心あたたまる絵本です。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、子どもたちに自然との共生や地域社会のつながりについて考えさせる素晴らしい教材です。物語を通じて、自然の中で暮らすおばあちゃんの知恵やたくましさ、そしてサルたちとの関わりを描くことで、人間が自然とどう向き合うべきかを学ぶきっかけを提供します。子育て世代の親や教育者にとって、子どもたちと一緒に「自然とのつながり」や「問題解決のための協力」の重要性について話し合う良い機会となるでしょう。

まず、絵本を読み聞かせる際には、主人公である「ぼく」の視点に注目し、子ども自身が物語に共感できるよう工夫しましょう。例えば、「もし自分がこのおばあちゃんの家に行ったらどうする?」といった質問を投げかけることで、子どもたちが主体的に考えるきっかけをつくることができます。また、物語に登場するサルたちやおばあちゃんの行動について、「サルたちはなぜ畑に来るのかな?」といった問いを通じて、生態系や動物の行動について興味を深めることも可能です。

さらに、この絵本は自然環境や地域の問題解決における協力の大切さも教えてくれます。畑を守るために地域の人々が協力する場面を取り上げ、子どもたちに「みんなで力を合わせるとどんな良いことがある?」と問いかけてみましょう。保育や授業の一環として、地域社会や環境保護に関する話題を広げる活動やディスカッションを取り入れると、絵本のテーマをより深く理解できるはずです。