
【絵本】せなけいこ詩画集 ちいさな世界
内容説明
『ねないこだれだ』や『おばけのてんぷら』でおなじみの絵本作家・せなけいこ。彼女は幼い頃から父親の影響で詩や俳句に親しんできました。せなさんがいつも持ち歩いていた小さなノートには、子どもの視点でとらえた季節の移ろいや心の動きが、えんぴつでそっと書き留められています。
その赤い紙で包まれたノートに綴られた25編の詩の中から、特に選りすぐりの17編を、温かみのあるイラストとともに紹介します。詩と絵が織りなす世界には、子どものまなざしで見つめ続けるせなさんの優しさとユーモアが込められています。
読み返すたびに心がほっとする、手元に置いておきたい一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
『ねないこだれだ』や『おばけのてんぷら』で知られるせなけいこの絵本は、詩と絵の融合により、子どもの感性を育む絶好の教材です。本書には、彼女が幼い頃から親しんできた詩や俳句の世界観が反映されており、子どもの視点で捉えた季節の移ろいや心の動きが温かく描かれています。このため、子どもたちに自然や日常の小さな気づきを促し、感性を磨くきっかけとして活用できます。
特に詩のリズムや言葉の響きは、幼児期の言語発達に非常に効果的です。読み聞かせを通じて、子どもたちは言葉の美しさやリズム感を体験でき、聞く力や語彙力が自然と育まれます。また、イラストと詩をセットで味わうことで、イメージを膨らませる力も養えます。例えば、保育や教育の場では、詩に関連する絵を子どもたち自身で描かせたり、詩の内容を実際の自然観察と結びつけることで、創造力や好奇心を引き出すことができます。
さらに、この絵本は大人にとっても心をほっと和ませる内容が詰まっています。親子で一緒に読むことで、共通の話題が生まれ、親子のコミュニケーションがより深まるでしょう。保育園や学校の先生方にとっては、季節のテーマや心の成長を話し合う導入資料としてもおすすめです。子どもたちの心に寄り添うせなさんの優しさとユーモアが詰まったこの絵本をぜひ日常の教育に取り入れてみてください。