
【絵本】せかいいちうつくしい村へかえる
内容説明
戦いが終わったと聞いたミラドーは、かつてヤモと共に過ごした懐かしい村へと戻ることにしました。
しかし、帰り着いたその場所で、ミラドーが目にしたのは……。
「ぼくの村」シリーズの第3作目となるこの物語では、ミラドーが大切な思い出の詰まった村へと帰る旅が描かれています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、戦いの後に故郷へと帰る主人公ミラドーの旅を通じて、「思い出」や「変化」をテーマに描かれています。子どもたちにとって、変わりゆく環境や時間の流れを受け入れることは難しい一面もありますが、この物語はその過程を優しく見つめ、共感を生む内容となっています。家庭や教育現場で活用する際は、子どもたちに「自分の大切な場所や思い出は何か」を考えさせるきっかけにすると良いでしょう。
また、戦いという背景が描かれていることから、平和や人とのつながりの大切さについて話し合う機会を作ることもおすすめです。例えば、「ミラドーにとって村はどんな場所だったのだろう?」と問いかけることで、子どもたち自身の心のよりどころを意識させたり、他者の気持ちに寄り添う力を育むことができます。
さらに、この絵本には旅を通じた冒険要素も含まれているため、地図や村の描写から想像力を膨らませたり、世界観を広げる活動にもつながります。親子で一緒に読みながら感想を共有したり、クラス全体で物語を演じるなど、参加型の学びとして取り入れることも可能です。物語の深さを知育に結びつけ、子どもたちがより豊かな感受性を育むための教材として活用してみてください。