
【絵本】しんじろ! おしてダメなら
内容説明
「おしたら、おしまい」「おせ、ちきゅうをすくえ!」に続く、ITリテラシー絵本シリーズの第3弾が登場です。今回は、コークが誘拐された妹リトルを救うために冒険に出ます。仲間の犬チョコと、友だちのロボット「モスペンくん」と共に、悪のリーダー・バグ大王の城へ向かうのですが、そこにはゲームのような数々の仕掛けが待ち受けています。
さらに、バグ大王の策略によってモスペンくんが暴走してしまい、コークは絶体絶命の危機に!リトルとモスペンくん、どちらも大切な存在を救おうとするコークの奮闘が描かれます。物語のクライマックスでは、世界中の子どもたちをさらい、世界征服を企むバグ大王に立ち向かう中、モスペンくんが自らを犠牲にしようとする場面が感動を呼びます。そして、コークがその友情を守るために見せる勇気が、読者の心を熱くするでしょう。
昨今、GIGAスクール構想や自治体・企業によるDX推進などで進むIT化の波の中、この絵本は子どもたちにITリテラシーの重要性を楽しく学ばせてくれる内容となっています。eスポーツのようなスリルと、少年とロボットの友情が織りなす物語は、子どもたちを夢中にさせるはずです。明るく親しみやすい展開の中に、ITの大切さや仲間を思いやる気持ちがしっかりと込められた一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが楽しみながらITリテラシーを学べる優れた教材です。物語の中で主人公コークが直面する危機や、悪のリーダー・バグ大王との対決には、ゲームのような仕掛けが散りばめられており、子どもたちの興味を引きつけます。特に、ロボットのモスペンくんが暴走してしまう場面では、IT技術の利便性と危険性について考えさせられる要素があり、親子で話し合うきっかけとして最適です。
また、物語全体を通じて描かれる友情や仲間を思いやる気持ちは、子どもたちに感情的な成長を促します。特に、モスペンくんが自己犠牲を決意するシーンでは、命や絆の大切さを深く考えさせる内容となっており、情操教育の観点からも価値があります。子育て世代の親や教育現場で、感情豊かな心を育むための読み聞かせとして活用するのもおすすめです。
さらに、GIGAスクール構想やDX推進などIT化が進む中、この絵本はITリテラシーの基礎を自然に学べる点が魅力です。保育園や小学校の先生は、この絵本を教材として取り入れ、物語を通じてITの仕組みや安全な使い方について話し合う授業を展開することができます。ITの知識だけでなく、チームワークや問題解決力を養う題材としても活用できる一冊です。