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BOOK

【絵本】しあわせなワニくん あべこべの1日

タイトル 【絵本】しあわせなワニくん あべこべの1日
著者 ,
出版年月日 2013/07
判型 B4変型判
ページ数 31ページ
出版社
対象年齢 ,,
ISBN 9784591135020

内容説明

「くまの子ウーフ」で知られる神沢利子と、人気絵本作家はたこうしろうが贈るユーモアたっぷりの絵本。不器用だけれど心優しいワニくんが主人公です。彼が初めて挑むドキドキのデートの様子は、読者にハラハラと笑いを届け、心をほっこりと温かくしてくれる物語です。

今日は、昼と夜が逆転するという不思議な「あべこべの日」。そんな特別な日に、ワニくんは大好きなモモコさんとの初デートを楽しみにしています。ワニくんの心は期待でいっぱい、胸が高鳴りすぎて切ないほどです。

でも待てど暮らせど、モモコさんは約束の場所に現れません。一体何が起こったのでしょうか?果たしてワニくんのドキドキの一日はどうなってしまうのか――。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、不器用ながらも純粋で心優しいワニくんの姿を通して、感情の動きや他者との関わり方を学べる貴重な教材です。まず、主人公のワニくんが感じる「期待」や「切なさ」といった感情は、子どもたちが日常で経験する気持ちに通じるものがあり、共感力を育む機会となります。大好きなモモコさんを待つワニくんの姿を見て、子どもたち自身の思いやりの心や他者への配慮を話題にするのも良いでしょう。

また、「あべこべの日」というユーモア溢れる設定は、物語に楽しさを与えるだけでなく、子どもたちの想像力を広げるきっかけになります。この不思議な世界観を活かして、「もし昼と夜が逆転したら何をする?」といった問いかけをして、発想力や表現力を引き出す授業活動にも活用できます。さらに、待つことの大切さや、約束を守ることの意味を考えるきっかけとして、道徳的なテーマを含む話し合いの場を設けるのも有意義です。

最後に、はたこうしろうさんの柔らかで親しみやすいイラストは、子どもたちに安心感を与え、物語の中に自然と引き込む力があります。読み聞かせの際には、ワニくんの表情や動きに注目させながら、子どもたちと一緒に物語を楽しむことで、より深い理解と記憶に繋がるでしょう。この絵本は、感情教育や創造力を育むだけでなく、親子や先生と子どもたちとの交流を深める一冊としてもおすすめです。