
【絵本】さかなにはなぜしたがない
内容説明
ウーフは川の魚になることを夢見て、息を止める練習を始めました。魚のように泳ぎたい一心で、努力を重ねます。
そんなある日、ウーフは魚の口の中を覗く機会を得ます。ところがそこで驚きの発見をします。魚には舌がどこにもないのです。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、夢に向かって努力する大切さと、発見を通じて学びを深める楽しさを教えてくれる物語です。ウーフが魚になることを夢見て息を止める練習をする姿は、子どもたちに「挑戦することの価値」を伝える良い教材と言えます。保育園や幼稚園の先生は、ウーフの努力を題材にして「みんなはどんな夢を持っているかな?」と問いかけ、子どもたちの目標や興味を引き出すきっかけに使えます。
また、魚の口の中を覗いて舌がないことを発見する場面は、「観察力」や「気づき」の大切さを教えるのにぴったりです。小学生の授業では、この部分を使って魚の生態を学ぶ科学の導入として活用するのも良いでしょう。実際の魚の写真や模型を見せながら「魚の体の仕組み」について調べる活動を取り入れることで、興味をさらに引き出すことができます。
さらに、この絵本は親子の読書時間にも最適です。お子さんと一緒に「どうして魚には舌がないのだろう?」と考えることで、疑問を持ち、それを解決しようとする過程の楽しさを共有できます。この絵本を通して、子どもたちが自分の夢や好奇心に対して前向きに取り組む心を育てることができるでしょう。