
【絵本】こわがりやの しょうぼうしゃ ううくん
内容説明
ううくんは、小さなしょうぼうしゃです。毎日、消防署のすみっこで「どうか火事が起こりませんように」と祈るのが日課です。火事が起きるのがとてもこわいのです。
そんなある日、消防署に大きなサイレンが鳴り響きます。ううくんもほかの消防車たちと一緒に出動することになりました。でも、火事の現場に向かう途中で、ううくんは怖くなって寄り道をしてしまったり、道に迷ってしまったりします。
果たして、こわがりやのううくんは勇気を出して火事を消すことができるのでしょうか?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、恐怖心や自信のなさを乗り越える勇気をテーマにした物語で、子どもたちの心の成長を促すのに最適です。ううくんの物語を通じて、子どもたちは「怖い」という感情を抱くことが自然であり、そこから成長する方法があることを学べます。親や先生は、子どもたちが日常生活で感じる不安や緊張感に寄り添いながら、この絵本を読み聞かせることで、自己肯定感を育む手助けができます。
まず、読み聞かせの際には、ううくんが「怖い」と感じる場面を強調し、子どもたちに「みんなも怖いと感じたことある?」と問いかけてみましょう。これにより、子どもたちは自分の感情を見つめ、共感する力を養うことができます。また、ううくんが迷ったり諦めそうになる場面では、「どうしたらううくんを助けられるかな?」と考えさせることで、問題解決力や想像力を引き出すことができます。
最後に、ううくんが勇気を出して行動する場面では、「勇気を出すってどんな気持ちだと思う?」と問いかけ、子どもたちが自分の経験に結びつけて話す機会を提供しましょう。親や先生がこの絵本を活用することで、困難に立ち向かう勇気を自然な形で伝えることができ、子どもたちの心の成長をサポートする良い教材となります。