
【絵本】クマはどこへいくの
内容説明
はるくんのおじいちゃんは、野生のクマを調べるお仕事をしています。春になると、おじいちゃんが観察しているクマが赤ちゃんを産んだという知らせが届きました。それを聞いたはるくんは、大喜びです。
ところが、そのクマに関わることで、思いがけない出来事が起こります。はるくんとおじいちゃん、そしてクマたちの物語がどのように展開していくのか、ページをめくるたびに引き込まれていきます。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、自然や動物との関わりをテーマにした物語を通じて、子どもたちに多くの学びを提供できる一冊です。まず、主人公のはるくんとおじいちゃんがクマを観察する場面は、動物の生態や春の自然について興味を引き出すきっかけとなります。子どもたちにとって「なぜ春に赤ちゃんが生まれるのか」「クマの親子はどうやって生活しているのか」など、自然界のしくみを知る入り口として活用することができます。
また、物語の中で起こる「思いがけない出来事」は、子どもたちの想像力や問題解決能力を育むのに最適です。物語を読み進めながら、「もし自分がはるくんだったらどうするか」「おじいちゃんやクマを助けるにはどんな方法があるか」といった問いかけをすることで、子どもたちの考える力を引き出せます。このような対話を通じて、共感力や自然への優しい気持ちも育まれるでしょう。
さらに、家族や動物との関係性が描かれているため、子どもたちが日常生活で感じる家族愛や命の大切さを考える題材にもなります。親子で一緒に読み聞かせを行ったり、保育園や学校での読み聞かせの時間に取り入れたりすることで、自然を愛する心や他者とのつながりの大切さを学ばせることができます。自然や命のテーマが身近に感じられる内容なので、幅広い年齢層の子どもたちにおすすめです。