
【絵本】くまの子ウーフ くま一ぴきぶんは ねずみ百ぴきぶんか
内容説明
井戸の水が枯れてしまったため、くまの子ウーフは隣のミミちゃんの家へ水を分けてもらいに出かけます。
ところが、そこに居合わせたねずみのチチとりすのキキが「僕たちの分が足りなくなるじゃないか!」とウーフを責め始めるのです。
ウーフは困ってしまい、どうすればいいのか悩むのでした。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに「困ったときの助け合い」や「他者への思いやり」といった大切な価値観を教える教材として活用できます。くまの子ウーフが抱えるジレンマは、子どもたち自身が日常生活で感じる小さな困難や葛藤に通じるものがあります。登場する動物たちのやりとりを通して、他者の立場に立って物事を考える「共感力」を育むことができます。
この物語を読み聞かせた後、子どもたちに「ウーフだったらどうする?」「ねずみのチチやりすのキキの気持ちは?」と問いかけると、自分の考えを整理し、表現する力を育てることができます。また、みんなで意見を出し合うことで、話し合いの大切さや、意見の違いを受け入れる大人な態度について学ぶ機会にもなるでしょう。
さらに、水という限りある資源の重要性についても話題を広げることができます。実生活に繋がるテーマを取り入れることで、絵本の物語がより深い教育的意義を持つものになります。この絵本は、感情教育や道徳教育、さらには環境教育の入り口としても非常に有効な教材と言えるでしょう。