
【絵本】おやつのケーキはひとつだけ?
内容説明
こねこが2ひきいるなら、おやつも2つあるはず。けれども、目の前にあるケーキはたったひとつだけ。これはどういうこと?
さあ、どちらがケーキを手にするのか、しょうぶの時間が始まります。おやつのひとときをめぐる、こねこたちの気持ちのやりとりを楽しく描いたお話です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、こねこたちがおやつを巡って繰り広げるやりとりを通じて、子どもたちに「相手の気持ちを考えること」や「解決方法を見つける力」を学ばせるのにぴったりの教材です。日常生活でも、子ども同士の間で似たような場面はよく見られます。この物語を一緒に読むことで、子どもたちは自分自身をこねこに重ね、自然と共感を育むことができるでしょう。
また、絵本の中で「ケーキは1つだけ」という具体的な状況が提示されているため、数量や公平性について考える算数的な視点を取り入れることも可能です。「もしケーキが2つあったらどうなる?」「1つのケーキを2人で分けるにはどうすればいい?」といった問いかけを通じて、問題解決能力や発想力を刺激できます。
さらに、この絵本は親子やクラスの中で「仲良くするってどういうこと?」や「譲り合うにはどうすればいい?」といったテーマで話し合うきっかけにもなります。読み終えた後に感想を聞いたり、劇を通じて再現したりする活動を取り入れることで、物語の理解を深めるとともに、コミュニケーションスキルを育むことができるでしょう。