当サイトでは、商品・サービスの紹介にアフィリエイトプログラムを利用しています。
BOOK

【絵本】おやすみ こりす

タイトル 【絵本】おやすみ こりす
著者 ,
出版年月日 2021/11
判型 B5変型判
ページ数 63ページ
出版社
対象年齢 ,,,
ISBN 9784591171523

内容説明

「いっしょに歌うと、心があたたかくなるんだよ。」 子りすのフウとおばあちゃんはとても仲良しで、会うたびにいっしょに歌を歌うのが二人の楽しみでした。歌う時間は、二人にとって特別なひとときだったのです。

しかし、ある日フウは弟に歌をからかわれてしまいます。そのせいで、おばあちゃんから「子守り歌を歌ってほしい」と頼まれたとき、フウはつい断ってしまいました。けれど、翌日おばあちゃんが突然亡くなり、フウは悲しみと後悔で心がいっぱいに。どうしてあの時、歌ってあげなかったのだろう……。

そんなフウの前に、どこか不気味なリスが現れ、「死んだリスと話せる」と語りかけてきます。その言葉に戸惑いながらも、フウは新たな冒険へと踏み出します。

大切な人との別れをテーマに、温かさと感動を描いた物語です。心にぽかぽかと優しい光を灯してくれる一冊です。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、大切な人との別れや後悔、そして愛情の大切さをテーマにした感動的な物語です。親や先生が子どもたちに読み聞かせることで、思いやりや感謝の心を育むきっかけとなります。子りすのフウの心の葛藤や成長を通じて、「今を大切にすること」や「後悔しない選択をすること」の大切さを感じ取れる内容です。

歌を通じて心が温かくなるというエピソードは、親子や子ども同士がコミュニケーションを深めるヒントとしても活用できます。絵本を読んだ後、親子で一緒に歌を歌う時間を作ったり、音楽活動に取り組むことで、物語のテーマを身近に体感できるでしょう。また、物語の中でフウが弟にからかわれる場面は、子どもたちが日常で経験するかもしれない「傷つく出来事」について話し合う機会にもなります。

さらに、死別という重いテーマを扱いながらも、温かな物語として描かれているため、子どもたちが「死」について初めて考える入り口としても適しています。読み聞かせの後に感想を共有し、「大切な人への思い」を話し合うことで、子どもたちの感受性や共感力を育むことができるでしょう。この絵本は、情緒教育や人間関係の学びに活用できる一冊です。