
【絵本】えすがたあねさま
内容説明
美しいあねさまの姿に見とれるばかりで、なかなか仕事に手をつけないあにさん。困ったあねさまは、ある提案を思いつきます。
自分の姿を絵に描いてあにさんに持たせることで、見とれる時間を減らし、仕事に集中させようとするのです。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、物語の中でユーモアを交えながら集中力や自己管理の大切さを学べる内容となっています。子育て世代の親や保育園・幼稚園、小学生の先生にとって、子どもたちに物事に集中することの意義や、自分の行動を見直す力を育む良い教材として活用できます。
例えば、物語の中であねさまが「あにさんが仕事に集中できるように」と工夫を凝らす場面は、子どもたちに「困ったときに相手の立場を考えながら解決策を見つける」姿勢を教えるきっかけになります。また、あにさんのように気持ちが他のことに向いてしまう状況は、子どもたち自身も共感しやすいでしょう。そのため、「みんなもあにさんのような経験あるかな?」と問いかけて、日常生活での集中力について話し合う機会を作るとよいです。
さらに、あねさまが提案した「絵を描いて持たせる」というユニークなアイデアは、問題解決における柔軟な思考の大切さを伝える場面でもあります。絵本を読んだ後、子どもたちに「もし自分だったらどうする?」と考えさせたり、実際に「集中するための工夫」を作るような活動につなげると、より深い学びが得られるでしょう。