
【絵本】うわばき きょうだい
内容説明
★幼稚園や保育園がもっと楽しくなる! お休みの日に繰り広げられる道具たちの大冒険★ この絵本は、表と裏の両方から読める2つのお話が楽しめる特別な一冊です。やさしい性格の弟クックと、勇敢で頼りになる兄カックは、いつも一緒にいるうわばきの兄弟。幼稚園の子どもたちが帰った後、絵の具やクレヨン、バケツなどの仲間たちと一緒に園内で楽しく遊んでいます。「もしかして、自分のうわばきも…?」と想像が広がるお話は、登園前や通園中の子どもたちにぴったりです。
<表から読むお話> おとうとクックを あらわなきゃ! お休みの日、幼稚園では道具たちが元気に鬼ごっこをしています。ところが、弟のクックが絵の具のグリーンざえもんにぶつかって全身が絵の具だらけに! このままでは人間に正体がばれてしまうかもしれません。けれども、水が大の苦手なクックは洗われるのを全力で拒否。カックや仲間たちは、どうにかしてクックをきれいにしようと奮闘しますが……。
<裏から読むお話> カックにいちゃんと カラス カックとクックの持ち主、いっちゃんの大事なキーホルダーがカラスに奪われてしまいました。キーホルダーを取り返そうと、カックが木の上を見上げていると、なんとカラスがカックをさらってしまいます! 兄を助けるため、クックと仲間たちは作戦を立て、大冒険に挑むことに。果たして、カックは無事に仲間のもとへ戻れるのでしょうか!?
道具たちの個性豊かなキャラクターや心温まるエピソードが詰まったこの絵本は、幼稚園生活をもっと楽しみにしてくれる一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、幼稚園や保育園での日常に親しみを感じてもらえる物語であり、子どもたちの想像力や感性を育む教材として活用するのに最適です。まず、兄弟キャラクターのカックとクックは子どもたちが共感しやすい存在であり、協力や助け合いの大切さを楽しく学ぶことができます。「おとうとクックをあらわなきゃ!」では、失敗をして困ったときにみんなで助け合う姿を描いており、問題解決能力や思いやりの心を育む題材として活用できます。クックが水を怖がる場面では、子どもたちの恐怖や苦手なことへの共感を引き出し、克服する勇気を自然に学べる工夫がされています。
また、「カックにいちゃんとカラス」のお話では、兄弟愛や仲間との連携、困難に立ち向かう姿を描いています。特に、カックを助けるために仲間たちが協力する場面は、チームワークの重要性を子どもたちに伝える絶好の機会です。さらに、物語が表と裏の両方から楽しめる仕組みは、読書体験に新鮮さを与え、何度でも読み返したくなる構成となっています。
この絵本を活用する際は、読み聞かせの後に子どもたち自身の幼稚園の道具を想像させたり、絵本に出てきたキャラクターをテーマにした工作や遊びを取り入れるのがおすすめです。これにより、物語の世界観をより深く楽しむことができ、幼稚園生活への親しみや期待感を高めることができます。親や先生が一緒に絵本を楽しむことで、子どもたちとのコミュニケーションを深めるきっかけにもなるでしょう。