
【絵本】ウマソウのピョンピョンピョーン
内容説明
ウマソウが勢いよく「ドドドドド!」とはしりだします。ところがその途中で、つまずいて「コロンコロン」ところがり、お池に「ぼっちゃーん」と落ちてしまいました。
泣いてしまうのかと思いきや、なんとウマソウは満面の笑みで「ニッコニコ」。いったいどうしてそんなに楽しそうなのでしょう?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、失敗をポジティブに捉える大切さを教えてくれる作品です。ウマソウが転んで池に落ちてしまう場面は、一見すると「失敗」や「ハプニング」に見えますが、彼の満面の笑顔と楽しそうな様子は、どんな出来事も楽しみに変えられる心の持ちようを伝えています。子どもたちにとって、失敗を怖がらずに挑戦する姿勢や、失敗そのものを楽しむ力を学ぶ良い機会となるでしょう。
保育園や幼稚園、小学校の場面では、読み聞かせの後に「もし自分がウマソウの立場だったらどう感じる?」や「失敗を楽しむにはどうしたらいい?」と問いかけることで、子どもたちの考えを引き出すことができます。また、日常の中での小さな失敗を題材にし、ウマソウのように笑顔で受け入れる練習をしてみるのも効果的です。さらに、絵本に出てくる擬音語「ドドドドド」や「ぼっちゃーん」を一緒に声に出して読むことで、リズム感や言葉への興味を育むこともできます。
この絵本は、知育や教材としてだけでなく、子どもたちが自分の気持ちを素直に表現し、困難を楽しむ力を育む場として活用できる一冊です。親子や先生と子どもが対話を深めるきっかけとして、ぜひ取り入れてみてください。