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BOOK

【絵本】いのししくん おばけへいきだもん

タイトル 【絵本】いのししくん おばけへいきだもん
著者 ,
出版年月日 2011/07
判型 A4変型判
ページ数 36ページ
出版社
対象年齢 ,,
ISBN 9784591124949

内容説明

十二支のどうぶつたちが通う「じゅうにしえん」では、いつも誰かが泣いたり笑ったり、大賑わい。そんな園の昼寝時間に、先生がちょっと部屋を離れた瞬間、みんなはむくっと起き出しました。そして話題になったのは、この園におばけが出たことがあるという噂。みんなでその話に夢中になっていると、なんと怪しい声や音が聞こえてきて……!その音は、噂のおばけの話とそっくりです。

怖がるどうぶつたちの中で、「僕は全然怖くないよ!」と胸を張ったのは、いのししくん。そこでみんなは、いのししくんにおばけを退治してもらうことにしました。自信満々に「平気だもん」と言い放ついのししくんですが、実はみんなが見ていないところでは、なんだか様子が違うみたい……。

果たして、いのししくんはおばけをやっつけることができるのでしょうか?

このお話は、『12支キッズのしかけえほん』シリーズから生まれた、いのししくんが主人公の物語です。「こうありたい」と思う自分と、ふと出てしまう本当の自分。そのギャップが、生き生きと描かれています。しかけページを楽しみながら、どこか自分や身近な子どもと重ねてしまうかもしれません。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、十二支の動物たちが織りなすユーモラスな物語を通じて、子どもの感情や自己認識を育む教材として活用できます。主人公のいのししくんが「怖くない」と強がりながらも、実は怖がっている様子は、子どもたちが抱える「理想の自分」と「本当の自分」のギャップをわかりやすく映し出しています。このテーマは、子どもが自己理解を深めたり、共感力を育てたりする上で非常に有意義です。

まず、読み聞かせを通じて「みんなは怖がることをどう思うかな?」など質問を投げかけると、子どもたちが自分の気持ちに気づくきっかけになります。また、いのししくんが怖がりながらも立ち向かおうとする姿を観察し、「怖さとどう向き合う?」といった話題に発展させることで、勇気や自己表現について考えさせることも可能です。

さらに、しかけページを楽しむ中で、動物たちの表情や行動を一緒に読み取ることで、子どもたちの観察力や想像力を養うことができます。保育園や幼稚園では、絵本をきっかけにみんなで「怖いけど頑張ったこと」を話し合う時間を設けると、友だち同士の絆や安心感が深まるでしょう。小学生であれば「ギャップを感じた経験」について、自分の言葉で表現する活動に発展させることもおすすめです。