
【絵本】いすが にげた
内容説明
おばあさんの古いいすが、ある日突然家から逃げ出してしまいます。
驚いたおばあさんは、いすを追いかけますが、一筋縄ではいきません。
ユーモアと活気に満ちた、ナンセンスな展開が楽しい絵本です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、「おばあさんのいすが逃げる」という日常では考えられない設定を通じて、子どもたちの想像力を刺激します。物語のユーモラスでナンセンスな展開は、子どもたちが「次はどうなるの?」と興味を持ちながら楽しむことができます。親や先生が読み聞かせをする際には、絵本の絵やセリフを用いて、物語に登場するいすやおばあさんの気持ちを子どもたちと一緒に考える時間を設けるとよいでしょう。
また、この絵本には「物を大切にする」というメッセージが隠されているとも解釈できます。おばあさんにとっていすがどんな存在なのかを考えたり、いすが逃げ出す理由を子どもたちと話し合ったりすることで、物に対する愛着や感謝の気持ちを育むきっかけに繋がります。さらに、物語の中でどのように問題を解決するのかを考える過程を通じて、子どもたちの発想力や問題解決力を養うこともできます。
読み終えた後、子どもたち自身が「もし自分の家の家具が逃げたらどうする?」といった話をすることで、オリジナルの物語を作るワークショップにも活用できます。この絵本は、ただ楽しむだけでなく、学びや気づきの幅を広げられる教材としても非常に魅力的です。