
【絵本】ありがとうのきもち
内容説明
引っ越しが決まったあーちゃんは、大切な友だちに感謝の気持ちを伝えるために「ありがとうのカード」を作ります。
しかし、そんなあーちゃんの一番の仲良しであるあきが、そのカードを「いらない」と言います。
心を込めて作ったカードを受け取ってもらえないあーちゃんの気持ちや、あきの本当の思いがどんなものなのか――物語は二人のやりとりを通して、優しく描かれていきます。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが「感謝の気持ちを伝えること」や「相手の気持ちを理解すること」の大切さを学ぶための素晴らしい教材です。あーちゃんの感謝の気持ちと、あきの「いらない」と言った裏に隠れた真意を考えることで、子どもたちは自分の気持ちだけではなく、相手の気持ちにも目を向ける大切さを知ることができます。
教材として活用する際のポイントは、物語を読み聞かせた後に、子どもたちと一緒に「あーちゃんはどう感じたかな?」「あきはどうして『いらない』と言ったのかな?」と問いかけることです。このような対話を通じて、感謝の表現方法やコミュニケーションの大切さを自然に学べるでしょう。また、子どもたち自身が「ありがとうのカード」を作る活動を取り入れることで、感謝の気持ちを具体的な形で表現する体験ができます。
さらに、この絵本は「友だちとの関係性」に焦点を当てているため、子どもたちが友だちとの付き合い方を考えるきっかけにもなります。特に保育園や幼稚園、小学校低学年では、子ども同士の衝突や誤解が起きることも多いため、この絵本を通じて「相手の気持ちを想像する力」を育てる活動を取り入れると良いでしょう。