
【絵本】アニマルバスと くものうえ
内容説明
ここは、動物でありながら乗りものでもある、不思議な生きもの「アニマルバス」が暮らす村。今日は見習いバスたちが楽しみにしていたピクニックの日ですが、あいにく空は雨模様です。
そんな中、空からふわふわの生きものが突然降ってきて、みんなはびっくり! この「もふもふ」をお家に返してあげるため、ウサギの姿をしたバス「ラビィ」が大活躍します。ラビィは自慢の耳をぷるぷる回しながら、特技を駆使して頑張ります。
少し甘えん坊なラビィが、一生懸命もふもふを助ける姿が心あたたまる、シリーズ第5弾のお話です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちの想像力を育むのにぴったりの作品です。不思議な生きもの「アニマルバス」が登場する世界観は、子どもたちにとって新鮮でワクワクする設定です。物語の中でラビィが「もふもふ」を助けるために奮闘する姿は、他者を思いやる気持ちや、困難に立ち向かう勇気を学ぶ機会を提供してくれます。読み聞かせを通じて、子どもたち自身が「困っている誰かを助けることの大切さ」を自然と感じられるでしょう。
また、ラビィの耳を使った特技や、もふもふのふわふわした描写は、子どもたちの好奇心を刺激し、感覚的な興味を引き出します。絵本を読みながら「もし自分がバスだったらどんな特技があるだろう?」といった問いかけをすると、子どもたちの想像力や発想力を広げるきっかけにもなります。特に、幼稚園や保育園では、絵本の内容をもとにした工作や遊びを取り入れることで、さらに学びを深めることができます。
さらに、甘えん坊なラビィが少しずつ成長していく姿は、幼い子どもたちにも共感しやすく、自己肯定感を育む助けになります。先生方や親御さんは、ラビィの行動や感情について話し合いながら、子どもたちの内面に寄り添うことができるでしょう。この絵本は、楽しいだけでなく、思いやりや成長の大切さを伝える教材としても活用できる一冊です。