
【絵本】アニマルバスと いちごむら
内容説明
ここは、動物でありながら乗り物でもある、不思議な生きもの「アニマルバス」たちが暮らす村。ある日、新人バスたちは、先輩のゾウバス「ダータン」の代わりに、山の向こうにある「いちご村」へ行くことになります。いちご村は、小さなしろネズミたちが住む、一年中いちごの香りが漂う、とても魅力的な場所です。
そこでは、結婚式の準備が進められており、急いで100人分のいちごジャムを作らなければならないという大仕事が待っていました。普段は器用な長い鼻を使って活躍するダータンの代わりに、見習いバスたちは力を合わせて、ジャムづくりに挑戦します。
動物でもあり乗り物でもあるユニークなアニマルバスたちが、一人前になるために成長していく姿が描かれる、大人気シリーズの第8弾。みんなで協力しながら困難を乗り越える物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、ユニークな「アニマルバス」たちが協力しながら困難を乗り越える姿を描いた物語で、子どもたちの成長をサポートする教材として非常に適しています。まず、物語のテーマである「協力」と「挑戦」は、保育園や幼稚園、小学校低学年の子どもたちにとって重要な学びのポイントです。絵本を読み聞かせた後に、登場キャラクターたちがどのように役割分担をして問題を解決したのかを一緒に振り返ることで、子どもたち自身が協力の大切さを自然に理解できます。
また、アニマルバスたちの個性豊かなキャラクター設定は、子どもたちが自分の得意なことや役割を考えるきっかけになります。例えば、「ダータンが得意なことと、新人バスたちが工夫して頑張ったことの違いは?」といった質問を通じて、自己肯定感を育てたり、他者を尊重する姿勢を促すことができます。さらに、いちごジャムづくりという具体的な作業が描かれているため、実際に家庭や教室で簡単な料理やクラフトを行いながら、絵本の体験を実生活に結びつける活動もおすすめです。
このシリーズの魅力は、楽しいキャラクターとわかりやすいストーリーに加え、子どもたちが自然に成長につながるテーマを学べる点です。読み聞かせだけでなく、話し合いや体験型のアクティビティと組み合わせることで、より深い学びを引き出すことができるでしょう。