
【絵本】あっ ごきぶりだ!
内容説明
絵本作家・塚本やすしが贈る、ユーモアたっぷりの最新作!テーマはなんと「ごきぶり」。現代社会で嫌われ者の代表ともいえる存在ですが、この絵本ではそんなゴキブリを通して、家族の絆や愛情が描かれます。ストーリーの最後には、みんなが笑顔になる心温まる展開が待っています。
「やきざかなの のろい」で知られる塚本やすしが描くのは、誰もが一度は経験したことがある“ゴキブリ遭遇”の恐怖。しかし、この作品ではその出来事が、ある家族の日常をユーモラスで愛らしい視点から描き出されます。意外な笑いと優しさが詰まった、読み聞かせにもぴったりな一冊です。
声に出して読むと、家族みんなで大爆笑間違いなし!読み終えた後には、ちょっぴり「ごきぶり」について考えるきっかけにもなるかもしれません。子供も大人も楽しめる、楽しいパニック絵本をぜひ手に取ってみてください。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、現代では嫌われ者の象徴である「ゴキブリ」をテーマにしながらも、ユーモアたっぷりに家族の絆や愛情を描いています。特に保育園・幼稚園、小学校低学年の子どもたちにとって、身近な「怖い」存在を笑いに変えるストーリーは、感情の整理や共感力を育むのに適しています。子どもたちが日常的に抱える「怖いもの」への向き合い方や、そこから生まれる家族のやり取りを知るきっかけとして活用できるでしょう。
また、この絵本は声に出して読むことを前提に作られており、読み聞かせの場で特に効果を発揮します。親子でのコミュニケーションや、保育・教育現場での集団読み聞かせを通じて、笑いを共有しながら心温まるストーリーを楽しむことができます。子どもたちが「ゴキブリ」という題材に驚きつつも、最後には笑顔になる展開が、感情の起伏を豊かに体験させてくれるでしょう。
さらに、読み終えた後には、ゴキブリという存在について考える機会を設けるのもおすすめです。「どうしてゴキブリが嫌われているのか」「生き物としての役割は?」といった問いかけを通じて、自然界や生き物への関心を深める入口としても活用できます。保護者や先生方が子どもたちと一緒に楽しみながら、新しい視点を育む教材としてぜひ取り入れてみてください。