
【絵本】(小型)どうしちゃったの? ねずみくん
内容説明
元気のない様子のねずみくん。そんな彼を笑顔にしようと、仲間の動物たちが次々と得意な曲芸を披露します。みんなの工夫や頑張りにもかかわらず、ねずみくんの表情は変わりません。
そこへ、ねみちゃんがやってきます。彼女の登場によって、ねずみくんの気持ちにどんな変化が起きるのでしょうか?ねずみくんとねみちゃんの特別な絆が心温まる物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、友だちや仲間との関わりを通じて、寄り添うことや思いやりの大切さを学べる内容になっています。ねずみくんを笑顔にしようと努力する動物たちの姿は、子どもたちに「相手を思いやる気持ち」や「助け合うことの大切さ」を自然に伝えます。読み聞かせの際には、動物たちがどんな工夫をしているかを一緒に考えたり、「ねずみくんはどうしてまだ笑わないのかな?」と問いかけたりすることで、子どもたちの想像力や共感力を育むことができます。
また、最後に登場するねみちゃんの存在は、「特別な絆」や「ほんとうに大切なもの」とは何かを考えるきっかけになります。ねみちゃんがねずみくんに与えた影響について話し合うことで、子どもたち自身が大切な人を思い浮かべたり、自分にとっての幸せを考える時間が生まれるでしょう。特に、感情の変化を読み取る練習として、ねずみくんの表情の移り変わりに注目させると、非言語的なコミュニケーションの理解にも繋がります。
この絵本は、読み聞かせだけでなく、道徳教育やクラス活動の中で活用するのに最適です。子どもたちが他者との関係性を学び、心の成長を促す優しい教材になるでしょう。