
【絵本】わたしのせいじゃない
タイトル | 【絵本】わたしのせいじゃない |
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著者 | ディック・ステンベリ,レイフ・クリスチャンソン,二文字 理明 |
出版年月日 | 1996/01/30 |
判型 | A5変 |
ページ数 | 24ページ |
出版社 | 岩崎書店 |
対象年齢 | 一般,中学生,小学校中学年,小学校低学年,小学校高学年 |
ISBN | 9784265038664 |
内容説明
ある日、一人の男の子が泣いています。その理由を尋ねても、「知らないよ」と言い訳が返ってきます。男の子は、自分がやったわけではなく、みんながやったのだと主張します。
この絵本では、誰もが責任を押し付け合い、自分の行動を振り返ろうとしない様子が描かれています。物語を通して、責任とは何か、そして自分の行動にどう向き合うべきかを考えさせられる内容です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに「責任」という重要なテーマをわかりやすく伝える絶好の教材です。物語では、泣いている男の子の言い訳や周囲の行動を通じて、「自分のしたことを認める」ことの大切さや、他人に責任を押し付けることの問題点を描いています。この内容を活用する際は、まず子どもたちに登場人物の行動を振り返らせ、「なぜ男の子はそう言ったのか」「どうするべきだったのか」といった問いかけを行うと、考える力を育てる助けになります。
さらに、子どもたち自身の経験や日常生活に話をつなげることで、自分の行動を振り返るきっかけを与えるのも効果的です。たとえば、「最近こんなことがあった?」「そのときどう感じた?」といった質問をすることで、絵本の内容を現実に結びつけられます。また、責任を取ることが怖いと感じる子どもには、正直に話すことの大切さや、正しい行動が信頼を生むことを優しく伝えることが重要です。
この絵本は、子どもたちだけでなく大人にとっても考えさせられる内容です。親や先生が一緒に読みながら、率先して自分の行動を振り返る姿を見せることで、子どもたちも自然とそれを学ぶでしょう。絵本を通じて、責任感や自己肯定感を育む楽しい時間を作りましょう。