
【絵本】わたしたち
内容説明
チリを代表する絵本作家が描く、親子の絆と長い歩みをテーマにした物語です。時が流れ、変化を迎えても変わらないものがある。そのメッセージを、飛び立つ日を迎える子どもたちへ向けて優しく語りかけています。
「わたしたち」という言葉に込められた深い思い。親と子がともに築いてきたかけがえのない関係は、どれほど時が経ち、距離ができても、変わらぬ愛としてそこにあり続けます。この絵本は、変化を越えて絆を保ち続ける親子の姿を描きながら、読者に温かな視線を向けています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、親子の絆や変化をテーマにした温かな物語であり、子育てや教育の場で活用するのに最適な一冊です。親と子が共に歩んできた時間を振り返り、変化の中でも揺るがない「愛」という普遍的な価値を伝える内容は、子どもの成長を見守る親や指導者にとって大きな気づきを与えてくれます。特に「飛び立つ日を迎える子どもたちへ」というメッセージは、進級や卒園、卒業といった節目に向けての心の準備を促す場面で活用できます。
保育園や幼稚園、小学校の読み聞かせでは、親子の関係に焦点を当てることで、子どもたちに「自分は愛されている」という安心感を育む時間をつくることができます。また、「わたしたち」という言葉に込められた意味を子どもたちと一緒に考えることで、家族や友だちとのつながりの大切さを学ぶ機会にもなります。さらに、子どもが成長して自立する過程を描いているため、保護者にとっても子どもとの時間を改めて見つめ直し、感謝や愛情を再確認するきっかけを提供してくれるでしょう。
この絵本を教材として使用する際には、絵や言葉の細かな部分にも注目し、親子間の対話やグループディスカッションを取り入れると効果的です。単なる読み聞かせに留まらず、心の成長をサポートするツールとして、この絵本をぜひ活用してみてください。