
【絵本】リタとナントカ
タイトル | 【絵本】リタとナントカ |
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著者 | オリヴィエ・タレック,こだましおり,ジャン=フィリップ・アルー=ヴィニョ |
出版年月日 | 2009/07/30 |
判型 | B5変 |
ページ数 | 25ページ |
出版社 | 岩崎書店 |
対象年齢 | 3、4才,小学校低学年 |
ISBN | 9784265069118 |
内容説明
今日はリタの特別な日、誕生日。でも、リタはなんだか不機嫌です。プレゼントがたくさん届いても、どれも気に入らず文句ばかり。そんな中、ふと目に入ったひとつの箱。なんと、それが突然動き始めました。
箱の中から現れたのは、不思議な犬のナントカ。こうして、リタとナントカの出会いが始まります。ちょっぴり不思議で心温まる物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、リタという主人公が誕生日に感じた不機嫌や不満を通じて、子どもたちに感情の整理や自己発見の大切さを伝える素晴らしい教材になります。リタがプレゼントに満足せず不機嫌になる場面は、子どもたちが日常で感じがちな「期待と現実のギャップ」を分かりやすく描いており、共感や自己反省のきっかけを与えます。親や先生はこのシーンを通じて、子どもたちに「感情を言葉にして伝えること」や「違う視点で物事を見る楽しさ」を話し合う場を作れます。
また、箱から現れる不思議な犬ナントカとの出会いは、予想外の出来事がもたらす驚きや喜びを描いており、「物事を固定観念で捉えない柔軟さ」や「未知のものへの好奇心」を育むきっかけとなります。子どもたちに「第一印象ではなく、本質を見ることの大切さ」や「新しい出会いが人生を変える可能性」を考えさせることもできます。ナントカのキャラクターを通じて、子どもたちに友達との関係や優しさについて話を広げることも有益です。
さらに、誕生日という特別な日がテーマであるため、普段の生活や行事における「感謝の気持ち」について考える場としても活用できます。読み聞かせの後に、「もし自分がリタだったらどうする?」や「箱の中に何が入っていたら嬉しい?」といった質問を投げかけることで、子どもの想像力や表現力を引き出すことも可能です。